駒澤大学が服部正也のロスタイム弾で関東サッカー大会制す! 

2016年6月6日(月)、平成28年度59回関東高等学校サッカー大会決勝。駒澤大学附属高等学校と八千代高校の対戦をレポート。

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2016KNTOFINAL

 試合後、大野祥司監督(駒澤大学)が話した言葉は「0点におさえたことが勝利を呼び込んだ」だった。まさに試合が終えようかというロスタイム1分、左サイドでコーナーキックを獲得した駒澤大学。

 14番の長井虎之介選手がしっかりとボールをセットして、ゴール前に蹴り込んだボールは、5番の村上哲選手へ。村上選手が空中戦で、頭一つ抜き出てヘディングで逆サイドに折り返します。逆サイドにはフリーでボールを受けた7番・服部正也選手が、ダイレクトで右足を振ってゴールを決めました。

 この1点が決勝点となり1-0で試合終了。駒澤大学が59回関東高等学校サッカー大会を制しました。

 試合後、大野祥司監督はこんな話をしてくれました。
「この大会で服部は安定していました。頭がいい選手であり、まじめで、集中力があって、うちを象徴するような選手。大会優秀選手には選ばれていなかったけれど、MVPだね」

 決勝戦での殊勲賞をたたえられた服部選手の口からは得点、大野監督からのMVPに特別な喜びがあったようだった。
「夢中で蹴り込んで気が付いたらボールが入っていました。トップチームでは自分だけが点をとれていなくて」「(MVPと言われていることについて)素直に嬉しいです。今大会は平均的にできたとも思いました」

 今大会、駒澤大学はレギュラー陣を5名欠く陣容ながら大会優勝。今大会で活躍した服部選手の最後の言葉は「ケガ人が戻って、また競争が増して、切磋琢磨しながらレベルアップできればいいです」というものだった。関東を制覇してさらなる成長を目指す駒澤大学の躍進に期待したい。

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