【インハイベスト16ハイライト:流経大柏×日本航空】流経大柏が8強入り、トーナメント仕様に手ごたえ

全国高校総体サッカー競技は29日に3回戦を行い、流通経済大学付属柏高校(千葉第1)はPK戦4-3で日本航空高校(山梨)を下して準々決勝進出を決めた

平野貴也| Photo by Takaya Hirano

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「10人でも勝てたことは自信になる」

 後半28分、左からのロングスローが流れた場面で中村がシュートを放った場面も惜しかったが、カバーに入った相手DFに防がれた。痛かったのは、後半24分の出来事だ。3人目の交代カードを切った直後、空中戦で圧倒的な強さを誇る1年生DF関川郁万が負傷で退場。

 流経大柏は10人となり、数的不利に陥った。しかし、攻守に自信を持ち始めているチームの勢いは衰えることなく、70分を通して攻勢を続けた。結果的に得点は生まれず、PK戦による勝利となったが「負けない流経」の形は、確実に築かれている。

 主将を務めるMF関大和は「10人でも勝てたことは自信になる。チームとしては(総体が始まってから)後手に回ることが少なくなってきた。メンタルが弱いという課題は、自分たちで変えるしかない。ラスト15分で体力や集中力が切れるのは、ずっと守備に追われて後手に回っているからじゃないかと話して、自分たちから出足を早くしていけば疲労は溜まらないはずだということを意識してやっている」とリーグ戦で失った自信を取り戻しつつあることを明かした。

 県予選から通して6試合で6得点無失点。得点は少ないが、今の流経大柏は容易には崩れない。粘り強く勝ち上がって夏の上がり馬となれば、総体後のリーグ戦でも巻き返しが期待できる。目標は、あくまでも日本一。

 31日の準々決勝では昨年の2回戦で敗れた履正社高校(大阪第2)との再戦に臨む。FW古谷三国、DF関川の負傷の状況が気がかりではあるが、トーナメント仕様で生まれ変わった流経大柏は、まだ勢いを止めるつもりはない。

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