【インハイ準々決勝直前企画】注目選手をピックアップして紹介!vol.2「ユース教授・安藤隆人が推薦するベスト8の推しメンたち」

“ユース教授”こと安藤隆人氏が推薦するベスト8進出校の「推しメンたち」を紹介していく

安藤隆人| Photo by Takahito Ando

スポンサーリンク

●静岡学園 GK[3年生] 山ノ井拓己
1年次から名門の守護神を張ってきた彼も、最高学年となった。足技、ポゼッション参加を磨くために千葉U-15から静岡にやってきた彼は、セービングと足元も安定感を増した。一年生から臆することなくビシバシ声を出したコーチングも、磨きがかかり、チームをインターハイベスト8まで導いた。未だ成し遂げていない、インターハイ優勝という使命を担い、高校最後の夏に輝く。

ただ静学のGKに甲乙はつけがたいのでもう一人を紹介したい。

●静岡学園 GK[3年生] 田原智司
山ノ井の影にずっと隠れていたが、コツコツと努力を積み重ねて、今年のプリンスリーグ東海から山ノ井を脅かす存在となり、以降静岡学園は2人のGKを併用することとなった。今大会も田原が1回戦と3回戦のゴールマウスを守り、2回戦は山ノ井が守った。田原の魅力はコーチングとシュートストップのうまさ。三年間磨き上げた技術を惜しげも無く発揮している。

●履正社 DF[3年生] 清翼空
唯一の昨年のインターハイのレギュラーは、実力派揃いの3年生が抜けて、一新したチームを最終ラインから支え続けている。常に献身的で、全体のバランスを考えられるCBは、チームが苦しいときにこそ、真価を発揮する。2年連続ベスト8に進出し、昨年はここで王者・東福岡に、チャンスを作りながらも決められず、守備陣が我慢しきれず0−1で敗れた。「去年の同じ過ちは繰り返さない」と、彼はその献身性に更なる磨きをかける。

●米子北 FW[3年生] 伊藤龍生
前線に君臨するストライカー。180cmの高さを生かし、豪快にゴールを奪い取る。米子北の伝統の堅守速攻の不動のフィニッシャーとして、陸空両面で存在感を発揮するだけでなく、献身的なチェイシングもサボることなく、その圧力は試合をこなすごとに高まっている。準々決勝でもその圧力を持って、チームを7年ぶりのベスト4に押し上げていく。

●瀬戸内 FW[3年生] 安部裕葵
チームのナンバー10は春先、コンディションを崩して、ずっと練習を外から見つめる日々が続いた。それでも率先してボールを集めたり、声を掛けたりと、チームに対する熱い想いを持っていた。そして復帰を果たすと、その想いをプレーで表現。アイデア豊富で、質の高い駆け引きが出来る高性能アタッカーは、攻撃の中枢として、チームを牽引。端正なマスクの裏には情熱が溢れている。

1 2
PAGE TOP ↑