【PICK UP TEAM】鬼門の通過はなるか? 青森山田が越えるべき3年連続ベスト4全国大会の壁。

「3年連続ベスト4だね。今回はそこを突破しないと」。青森山田の黒田剛監督は準々決勝を終えてこんな話をしていた

安藤隆人| Photo by Takahito Ando

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青森山田よ、勝って兜の緒を締めよ

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Photo by Takahito Ando

 44分にFW鳴海彰人が先制点を挙げると、50分には鳴海のパスをMF嵯峨理久が冷静に決めて、一挙2得点。53分に1点を返されるが、最後まで冷静さを失わずに戦い抜き、2−1の勝利を収めた。

 勝利後、スタンドに挨拶をし、引き上げて来た選手たちを集め、黒田監督はこう労った。

「前半と同じようにやっていたら負けていた。よく判断して、後半流れを変えた。それはお前たちの力だ。でも、まだまだ甘さが有る。運動量、臨機応変さ。これからの戦いはそう言う甘さが(勝負の)分かれ目となる」

 勝って兜の緒を締めよ。

 成長が見られたからこそ、より上を求める。優勝を果たした2005年度の千葉インターハイ以来のファイナリスト進出に向け、彼らは今日、流通経済大柏と激突する。

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