【高校サッカー選手の進路インタビュー】前育「10」番として選手権出場・横澤航平が選んだ「ドイツ」行き

前橋育英高校の「10」番を付けて選手権を経験した横澤航平。卒業後、「ドイツ」行きを決意し、独6部ESCレリンハウゼンと契約した。彼が選択したサッカーの道について話を聞いた

interview by 石黒登 edit by 編集部| Photo by 提供:Kohei Yokozawa

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■選手権は悔いを残さないようにやりきって欲しい

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ESCレリンハウゼンでは開幕から出場を果たした

――横澤選手は卒業してドイツでプレーすることを選択しましたが、その選択をいまどうのように思いますか。

横澤「いまはまだ分かりません。どちらが正しかったのかは比べられないです。もしかしたら大学で活躍ができていれば、Jクラブの強化指定選手になる道が拓けるかもしれませんし、それは何年か経った時に分かると思います」

――最後になりますが、まもなく選手権の予選がスタートする時期です。二年連続で大会出場している横澤選手として、いまプレーしている選手たちに言葉をかけるとすれば、どのようなものでしょうか。

横澤「僕自身がすごく活躍できたかと言えばそんなことはありません。ただ僕から言葉をかけるとすれば、高校サッカーを経験してきたなかで一番の大きな思い出であり、イベントでした。そこで悔いを残さないようにやりきって欲しいですね」

 8月10日の取材時点は開幕直前、「(プレシーズンの)試合に出場できていて、おそらくは出場できそうです」とひかえめにコメントしていた。14日、独6部ESCレリンハウゼンは初戦を迎え、試合を終えた彼のツイッター上には「なんだかんだで選手権以来の公式戦出場でちょっと緊張。笑」と書きこまれていた。前育で「10番」を背負い、選手権で活躍した横澤航平が16’‐17’シーズンのドイツにおいてキャリアを歩みはじめた瞬間だった。

横澤航平(よこざわ・こうへい)
1997年6月1日生まれ、群馬県榛東村出身。小学生時代は榛東南FC、中学時代は前橋FCに通い前橋育英高校に進学。高校卒業後、ドイツ国内の数クラブでトライアウトを受け、2016年7月に独6部ESCレリンハウゼンと契約した

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