最終予選の日本代表メンバー選手たちの高校生時代

最終予選に参加する日本代表の高校生時代のキャリアとはどのようなものでしょうか

編集部| Photo by Editor

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プロ選手になった唯一の街クラブ出身選手

 高体連とJクラブ出身選手がほぼ半数ずつ、香川真司選手だけがユース時代に街クラブのFCみやぎバルセロナに所属しており、現日本代表において、その他の選手と異なるキャリアを経てプロ選手になった唯一の選手と言える。

 さらに以下の表は選手のポジションごとに高校時代の区分で分けたものだ。MFの香川選手を特例として、各ポジションごとにみても、数字は大きく一方に傾斜することなく、現在のメンバー構成では高体連とJクラブはほぼ半数の割合であることが分かる。

ポジション別表

 現日本代表ではJクラブ出身選手11名中10名がユースから昇格してプロ選手になっている。ここで唯一、大学経由でプロとなったケースが武藤嘉紀選手である。では、高体連ではどうなっているのだろうか。日本代表の高体連出身選手たちのキャリアにおいて、高校年代で大きく注目される冬の全国高校サッカー選手権に出場した選手は12名中8名。このなかで大学を経由してプロ選手になったのが、林彰洋選手、小林悠選手の二人である。

林彰洋(第84回出場)
森重真人(第82回出場)
太田宏介(第83回、第84回出場)
植田直通(第91回出場)
岡崎慎司(第81回、第82回、第83回出場)
本田圭佑(第83回出場)
小林悠(第83回、第84回出場)
浅野拓磨(第89回、第90回、第91回)

 代表の中心である長谷部誠選手、新たに招集された大島僚太選手は選手権出場は果たせなかったが、高卒ルーキーとしてプロ入りから代表選手に。あるいは、高体連において全国大会という華々しい舞台での活躍こそなかったが、東口順昭選手は新潟経営大学を経て、また丸山祐市選手も明治大学を経てプロとなり代表選手へと駆け上がっている。

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