【PICK UP MATCH】残り6試合、首位を追走する桐光学園が見せる守備の輝き|高円宮杯U-18サッカーリーグプリンスリーグ関東

9月11日、高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ関東、横浜FCと桐光学園の試合が横浜FC・LEOCトレーニングセンターにて実施された

編集部| Photo by Editor

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神奈川屈指の強豪校の守備力

 試合後、桐光学園の鈴木勝大監督はこう話した。

「内容からすると痛み分けが妥当だったと思います。逃げ切れたという課題はありますが、二点目を獲りにいったことは評価できるものだと思います。(守備陣は集中しており、ほぼプラン通りに進めていた試合だったのではないかと思いましたが、警戒していた選手にやられてしまったのでしょうか?)相手の選手は個があっただけに警戒していましたし、それでももし後半85分という時間でも粘り強い守備ができていれば逃げ切れる内容でした」

 最後の最後にやられてしまったものの、桐光学園は守備のスキルは際立っていた。その中心にいた選手たちについてお話を聞くと鈴木監督の口からはそのプレーに満足することなく、さらなる成長を望む。

【DF・内田】「試合ごとに成長しながらも、まだまだ覚えることは多い。ピッチの上では学年は関係なく個人を表現しなければなりません」

【DF・ジェファーソン】「今日のゲームに関しては良くなかったです。特に守備の部分はイージーミスもありました。彼はプロの世界に飛び込む選手だからこそ、そういう部分をなくさないと評価を下されて、出番がなくなることもある。より注意深くプレーしないといけません」

【GK・茂木】「彼の得意なところにシュートが飛んだという現実もありますし、失点シーンでも彼はサイズがありますから足を運んでフィステイング(※1)できたかもしれません」

 今後にむけても「プリンスリーグも終盤に差し掛かり、チームとしても成熟していくために、攻撃と守備の結末ところで精度を上げていきたいと思います」

 指揮官の言葉は妥協なく厳しい。それでもピッチ上の選手にそれだけの伸びしろがあることも感じられた。桐光学園は残り6試合で一戦一戦どのように成長するのだろうか。神奈川屈指の高体連チームはより高みを目指して首位と勝点2差で首位を追走する。

※1 こぶしを使ってボールを大きくはじき返す技術

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