【U-19日本代表】高体連から選出された3選手の武器。岩崎悠人・原輝綺・廣末陸が持つ能力とは何か。

14日(金)にアジア選手権の初戦をむかえるU-19日本代表、高体連からは3選手が選出された。彼らが担うチームにおける立場や役割とはどのようなものだろうか。

松尾祐希| Photo by 村井詩都 Shidu Murai , 安藤隆人 Takahito Ando

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夏に評価を高めた原輝綺、代表結成当初から名を連ねる廣末陸

 一方の原は今回の高校総体での活躍を受けて、18歳以下の選手が中心となった8月中旬のSBS杯で初めて代表入りを果たした。そこで評価を高めると、8月下旬に行われたフランス・UAE遠征のメンバーにも招集。主力組の選手に混じって存在感を発揮すると、今大会のリストに入ることとなった。

 ただ、5日の磐田戦ではトップチームとの対戦になった1本目に出場したが、このチームでの活動期間が短いということもあり、不完全燃焼に終わった。周囲との連携やプロのプレースピードに戸惑いを見せ、本人も「プレースピードとか一歩目の早さが高校生とは違うのでついていけなかった」と課題を口にする。ただ、失う者は何も無い。

「チャンスを貰っただけで、代表で何か残したわけではない。チャンスを貰っただけの立場なので」と語り、貪欲にプレーで貢献することを誓っていた。

 GKの廣末は強靭なフィジカル能力を武器に持つ。特にキックの飛距離は相手ゴール前まで届かんばかりの威力で、速攻やパワープレーを仕掛ける際には大きな武器になる。

 今回のメンバーの中では第2GK、もしくは第3GKの立場となる可能性が高い。ただ、代表結成当初からメンバーに名を連ねていただけに、チームのことは誰よりも理解をしており、裏方としてチームを盛り上げる役割も苦にせず担うことが出来るメンタリティーも魅力の一つである。

 異なる特徴を持った高体連組の3人。立場や役割は違うが、チームに貢献出来る武器をそれぞれ携えている。高体連の代表として、アジアの舞台で活躍することを期待したい。

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