【U-19日本代表】本来の役割にゴールの兆し。悩めるエースストライカー・小川航基は覚醒できるか。

プロ選手となり思うような結果が得られず、戸惑う小川航基。U-19日本代表年代のストライカーは本来の得点感覚を研ぎ澄まし、覚醒できるのか。

安藤隆人| Photo by 安藤隆人 Takahito Ando

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ゴールという結果を残すことが僕の仕事

 悩むエースの姿に内山篤監督は「僕が彼に言い続けているのは、『当然ジュビロとの役割は違う。ここではゴール前でのシーンをより増やすことが重要』と。

 シュート打てば入るので、シュートを打てるようにしないといけない」と、彼のストロングポイントが活きる、はっきりとした役割を提示した。

「ゴールという結果を残すことが僕の仕事。責任と自覚を持ってやりきりたい」

 常に自分に対し、こう言い続けるのは、指揮官の配慮と信頼に応えたい想いの現れでもある。小川は今、迷いを払拭し、愚直なまでにゴールを求めるストライカーになりきろうとしている。

 暑熱対策として、バーレーン入りする直前にUAEでキャンプを行い、地元クラブのアル・ワスルと最終調整試合を行って3-2の勝利を収めた。そこで彼は1ゴールを奪い、その気概を結果で示した。

 あとは本番でその真価を示すのみ。まずは初戦のイエメン戦で、今大会の爆発のきっかけを掴みたいところだ。

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