【U-19日本代表】勝利の責任を胸に、宿望されるエリート・堂安律の覚悟。

ガンバ大阪で高2ながらJリーグデビュー。アカデミーの秀英・堂安律は世界大会に並ならぬ意気込みを胸に挑む。

安藤隆人| Photo by 松尾祐希 Yuki Matsuo

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2年前にU-16で味わった悔しさ

 結果、2点に絡む活躍を見せた堂安だが、自身がノーゴールに終わり、到底納得の行く内容ではないことに違いは無いだろう。

「2年前にU-16で悔しい思いをしていて、今も悔しい。振り返ると、『俺、若かったな』、『覚悟が足りなかったな』と思った。だからこそ、今回はそう思わないように戦いたい」

 2014年のAFCU-16選手権。U-16日本代表のサイドバックとして出場をしていた彼は、積極的なドリブル突破を見せるなど、攻撃のアクセントとなった。しかし、準々決勝で韓国に敗れ、世界のキップ(U-17W杯)を掴み取ることが出来なかった。この時の自責の念が今も色濃く残っている。だからこそ、今回は同じ過ちを繰り返してはいけない。

 一方で「正直、ワクワクしています」と、自らの成長を実感し、それを証明する場としての期待感も抱いている。

 覚悟と高揚感。

 この2つを持ち合わせたU-19の切り込み隊長は、今日のグループリーグ第2戦のイラン戦でイエメン戦以上に躍動し、グループリーグ突破に王手を掛ける気概でいる。

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