【TEAM FOCUS】駒澤らしい強さを持つ選手として。ルーキー・齋藤我空の壮大な夢への道

選手権東京都予選三回戦、駒澤大高は専修大附高と対戦し、5-0で勝ち上がった

編集部| Photo by Editor

スポンサーリンク

■ルーキーの壮大な目標への道

 指揮官の信頼もそこにある。「上手じゃないけど、スピードがある。先に察知して、危ないところをおさえているんです。佐藤瑶大が目立ちますが、スピードがない分、齋藤がいるのでバランスがいい」(大野監督)

 1年生ながらレギュラーとして活躍する成長著しいルーキー。そんな彼にとって選手権への思いは特別だ。

「小学校6年生の時、正智深谷対西武台という埼玉県の選手権決勝に(当時の)監督が連れていってくれました。その時から『自分もこういう舞台に立ちたい』と思っていました。選手権は憧れ。ユースではなくて、高校サッカーがしたかった」

 あと二つに迫る大舞台だが、次なる相手は強豪・東京朝鮮。「球際は激しいと聞きます。だからこそ自分の強みが生きる。そこは勝負だと思います」。そして小学生時代からの夢はいま、さらに壮大な目標に変わっている。「自分は中学生の卒業の時に仲間たちから『全国出ろよ』という言葉をもらいました。それを果たしたい気持ちがあります。それにいまは3年間ずっと全国に出続けるのが目標です」

 勝利から約三週間の後、11月6日(日)に行われる西が丘での準決勝をこえて、その先の決勝・駒澤陸上競技場の地で、齋藤は幼いころからの夢を現実のものにできるのか。ルーキーの目標への挑戦はここからが本番だ。

[関連記事]
●[東京予選]平成28年第95回全国高等学校サッカー選手権大会-県予選結果/日程
●【PICK UP MATCH】主将・髙橋勇夢の土壇場ゴールで苦しみながら駒澤高校が三回戦へ!
●修徳と帝京が優勝経験同士の伝統校対決を制す!

1 2 3
PAGE TOP ↑