【TEAM FOCUS】桐光学園タビナス・ジェファーソンのキャプテンシー。下級生からの突き上げがチームをさらに強くする

22日(土)、第95回高校サッカー選手権2次予選三回戦。強豪同士・日大藤沢対桐光学園の試合は桐光学園に軍配が上がった。

編集部| Photo by Editor

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■チームの責任を背負う意志

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スピードとパワーを備え主将として活躍するタビナス ジェファーソン

 鈴木監督も「底抜けの明るさがある。ポジティブなんです。いまの若い子たちにはなかなか少ない。何かトライするときにやはりジェフ(ジェファーソン)のパワーは頭抜けています。小川(航基)もそうでしたが、キャプテンを経験すると何事も経験できる」と成長に期待をよせる。

 来シーズン2017には川崎フロンターレへの加入内定している若き大器は主将を託され、リーダーとしてチームを違った角度から視界に入れているようだ。「最上級生になって見える景色がありました。小川(航基)くんたちがどのようなメンタリティーでやってきたのか。それを下の世代にどのように落とし込んでいくか。そこを意識してやっています」

 今季のリーダーが昨年度みせていた抜群のスピード・パワー、そして経験、高校年代で備えてきた能力に疑いの余地はない。今年、違うとするならば、彼が左サイドを駆ける理由に「自分の仕事をして、仲間のミスもカバーできればという思いがあります」というチームの責任を背負う意志にあるのではないだろうか。

 左サイドをダイナミックに制圧しつつ、上下を運動量豊富に躍動する本来の働きに加わった自覚を胸に。桐光は次のステージで桐蔭学園との一戦に挑む。

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