【U-19日本代表】”いつでも行ける準備”で出番を待つ。守護神・廣末陸の静かなる闘志

青森山田の守護神はまだピッチに足を踏み入れていない。準決勝・ベトナム戦で出番がきつつある。廣末陸はその時を静かに待ちわびる。

安藤隆人| Photo by 安藤隆人 Takahito Ando , 村井詩都 Shidu Murai

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仲間を鼓舞し続けたこれまで

 再起を誓って進学した青森山田では、高1から不動の守護神として君臨し、U-19日本代表でも立ち上げ当初からメンバーに定着し、小島亨介との守護神争いを演じてきた。

 うまく行かないときも、自らを律し、立場を受け入れながら、着実に成長を遂げて来た。だからこそ、AFCU-19選手権で準々決勝までの4試合で出番が一度も無くても、一切腐ること無く、小島を、仲間を鼓舞し続けた。

「一次予選から2人ともずっとこの代表でやってきて、僕が一次予選の2試合目に出たときも、亨介くんが支えてくれた。これまで僕も亨介くんにいっぱい支えられたので、今は僕が支える番。なるべくいいパフォーマンスを出せるように、自分が出来ることがある。世界が決まった瞬間は、試合には出ていませんでしたが、ピッチにいた選手くらい喜ぶことが出来た。あとは優勝するだけです」

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