【TEAM FOCUS】”らしさ”はこれから。夏の全国ファイナリスト・流経柏が終盤に怒涛の3得点で準々決勝進出

10月30日(日)、第95回全国高等学校サッカー選手権大会千葉県2次予選二回戦で流通経済大柏高と専修大松戸高が対戦した

編集部| Photo by Editor

スポンサーリンク

■終盤に挙げた怒涛の3得点

160704east

途中出場で2点目のゴールを挙げた9番・中村翼

 後半も専松が得意の左サイドから攻撃を続ける展開だったが、流れが変わったのは後半67分だった。流経柏の10番・本田が右サイドでドリブルを仕掛けてから、おくったパスによって、敵陣ペナルティーエリア中に混戦が生まれると、最後はオーバーラップしていた2番・市川侑麻が右足でゴールに蹴り込んで膠着状況を崩した。

 初戦のかたさがそれまで目立っていた流経柏だったが、追加点はその1分後の後半68分である。左サイドのスローインから、中央の選手がスルーして抜けたボールが途中出場の9番・中村翼のもとへ。これを右足で左サイドに決めて2-0とした。さらに後半79分には菊地泰智の追加点もあり、怒涛のゴールラッシュで3-0。流経柏が準々決勝進出を決めた。

 それでも主将の15番・関大和は試合の立ち上がりについてこう話す。「チャレンジャー精神で自分たちから当たっていこうと皆で話をしていました。ただ相手がもっと勢いよくきて、受け身にまわってしまった」。夏の全国大会準優勝校として、そこから積み上げてきたものを聞くと「自分たちとしてはまだ出せていないと思います」と初戦の突破に安堵をみせるものの、勝利に浸るよりも内容への課題点を挙げる。

1 2 3 4
PAGE TOP ↑