【TEAM FOCUS】老川星矢、福尾隆太コンビの活躍で準々決勝へ。敬愛学園の根幹にある“イナす”フットボールの哲学

敬愛学園が準々決勝進出を決めた。浸透しているフットボールの根幹には相手を“イナす”プレーの哲学が垣間みえた。

編集部| Photo by Editor

スポンサーリンク

■これまでと変わらないスタイルで準々決勝に挑む敬愛学園

160704east

シュートパスを主体とした”止める・蹴る”を重視したサッカースタイルの敬愛学園

 敬愛学園の老川は流経大柏の印象について開口一番に「コワいです」と語ったが、しかしそこから言葉を続ける。「ただ、イナしたいです。プレスをかわして、かわして、イナしたい」と決意していた。さらに福尾も力強く意気込みを語る。「千葉県チャンピオンですし、『当たって砕けろ』じゃないですけど、自分たちのスタイルでやれればいい。やるからにはトップを目指して、流経だからといってひるまずにやりたいです」

 斉藤監督は対戦相手との差をこう感じていた。「(流経大柏とは)個人個人のポテンシャルは違いますね」。ただ伝えてきたサッカー哲学にブレる様子は微塵も感じさせない。「うちらしく戦えればいいです。試合中に何回かチャンスをつくれれば。流経柏だからといって、やり方を変えるということではないです」

 明確な“技術”というストロングポイントを武器に披露するプレーは決まっている。敬愛学園はこれまでと変わらないスタイルで11月5日(土)の準々決勝へと臨むだけだ。

1 2 3 4
PAGE TOP ↑