プリンスリーグ参入をめぐるドラマ。東北、山形中央、聖光学院が昇格を決める!

プレミアやプリンスリーグはいまやユース年代の成長に欠かせない。今年も県リーグからプリンスリーグ東北に参入するチームが決まった

小林健志| Photo by 小林健志 Takeshi Kobayashi

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■東北高校の降格からの昇格

先制点を挙げた東北MF高橋勇利也
Photo by 小林健志 Takeshi Kobayashi

 J1ガンバ大阪の今野泰幸や、J2ツエーゲン金沢の嶺岸佳介の出身校である東北は2年前までプリンスリーグ東北で戦っていたが降格し、昨季と今季は宮城県リーグU-18 1部で戦った。

 昨季も優勝して参入戦に出場したが、直前の選手権で敗退したショックが大きく日大山形に敗れて1年での復帰に失敗。今季再び優勝して3年ぶりの復帰を狙った。弘前実業は青森県1部リーグで優勝し、初の参入を目指した。互いに選手権出場権を逃したチーム同士の対戦で3年生最後の公式戦となった。

 試合は東北が勢い良く試合に入り、6分MF五十嵐健太郎(3年)のクロスからMF高橋勇利也(3年)がゴールを決めて先制。追う立場の弘前実業も42分FW乗田秀吉(3年)が混戦から抜け出してゴールを決めて同点に追いついた。

 次の1点がどちらに入るか注目された後半早々の51分FW橋本峻輝(3年)のコーナーキックからDF須田健太(3年)がゴールを決め、さらに61分橋本が直接フリーキックを決めて弘前実業を突き放した。弘前実業も反撃を試みたが、キャプテンDF森慎之介(3年)を中心とした東北守備陣を崩せず試合終了。3-1で東北が勝利し、3年ぶりのプリンスリーグ東北復帰を決めた。

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