市立船橋対関一、昨年度の準決勝の因縁対決は市船に軍配! 1年生の郡司が2試合連続弾

市立船橋は、前半から、ほとんどボールを支配し、サイドチェンジを繰り返し、幅をしっかり使ってボールを動かし、攻撃のスイッチのチャンスを狙う

笠井清孝| Photo by Kiyotaka Kasai

スポンサーリンク

市立船橋対関一は昨年度の準決勝カード Photo by Kiyotaka Kasai

 市立船橋は、前半から、ほとんどボールを支配し、サイドチェンジを繰り返し、幅をしっかり使ってボールを動かし、攻撃のスイッチのチャンスを狙う。

 それに対して、関東第一は、しっかり守備のブロックを作り、対応する。縦パスに対しては、数的優位でボールを囲む守備をして、簡単に中央を崩されない。市立船橋は、パスだけでなくドリブルでの侵入で崩そうといるものの、なかなか突破口が見えない。前半は、圧倒的に攻めるものの、決定的なチャンスを作ることができなった。

 後半は、市立船橋の攻撃に迫力が増し、ゴールを奪う形が少しずつ見えてくる。さらに、攻撃のスピードとスペースに走る人数、回数が増えてきた。

そして、ついに、その瞬間がやってきた。44分 右中央で縦パスを受けて、ドリブルからDFを引き付けたクロスに1年生の14番・郡司篤也選手がシュートを右隅に決める。

 待望の先制点を奪った、市立船橋は、さらに、積極的な攻撃を仕掛ける。

 どうしても、追いつきたい関東第一は、人数をかけて攻めるが、市立船橋の堅い守備に阻まれ、決定的なシュートを打つ形を作ることができなった。

 1-0と市立船橋が僅差で勝利したが、点差以上にシュート数が市立船橋の13本に対して、関東第一は3本と、データが示す通り圧倒的な力の差があったと言える。

 試合後、市立船橋の朝岡監督は「今年のチームは、1年生から出ているプレイヤーも多く、指導者がやろうとしているサッカーを理解している。今後の課題は、やはり得点力だ。守備においては、相当高いレベルであるので、得点力が上がれば、さらに強いチームになる。とにかく、多くの試合をして帰りたい」

 プレイの強度に関しては、高いレベルでプレイすることが出来る選手が多く、攻守の切り替えの部分でも確実に全国トップレベルであると感じた。

 インタビュー中に、優勝候補の東福岡が負けたことを聞くと、今年は、市立船橋が優勝最有力チームではないかと感じてインタビューを終えた。

1 2
PAGE TOP ↑