【インハイベスト16ハイライト:履正社×日章学園】履正社がPK戦の末に日章学園をやぶる!

僅差の戦いを制し、3回戦へと勝ち進んできた履正社と日章学園。その両者の対戦は戦前の予想通り、1点を争う好ゲームとなった

松尾祐希| Photo by Yuki Matsuo

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PK戦までもつれた履正社と日章学園の一戦 Photo by Yuki Matsuo

 僅差の戦いを制し、3回戦へと勝ち進んできた履正社と日章学園。その両者の対戦は戦前の予想通り、1点を争う好ゲームとなった。

 まず先手を取ったのは履正社。開始早々の5分にFW大塩真生がネットを揺らし、試合を優位な展開に持ち込む。これで勢いに乗りたかった大阪の雄だが、その後は消極的な試合運びで攻め切ることができない。

 後半に入ると様相は一転。1点ビハインドの日章学園が息を吹き返し、サイド攻撃から好機を作り出す。終了間際の68分にはFKからDF中武諒がネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 2回戦同様に土壇場でPK戦に持ち込まれた履正社。ここで躍動したのがGK瀧浪朋生だった。先攻の日章学園の2人目・MF佐藤詩音のキックを完璧にストップ。その奮闘にキッカーも応え、3人目まで全員が成功する。4人目のMF安羅修

雅のシュートこそGKに止められたが、相手の5本目が枠を外れて勝負あり。「細かいところが見られていなくて、失点に繋がってしまった。昨日も僕のせいで失点をしたのですが、PKで勝てたことは良かった」という守護神・瀧浪が汚名返上の活躍を見せ、2年連続のベスト8入りを決めた。

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