2年生が主役を飾ってもおかしくないチームだが、指揮官は「（3年前の全国優勝以降は）部員が増えたので、まとまりを欠く部分があったけど、ようやく一体感も出てきた。選手権に向けて、もっとチームで一つになりたいと思っていて、大会の1週間に3年生だけで河原に行ってカレーを作って食べた。野菜を切ったり、炭に火を入れたりするところからやって、みんなで協力して一つのものを作った。あんなことをやったのは初めてだけど、今日は応援も含めて3年生がいろいろな役割を果たしてくれた」と最上級生のまとまりを称賛した。

　スコアを見れば、決勝戦は3年生によるゴールとアシストでの勝利となった。才覚ある下級生のパワーと、3年生の一体感。3年前の再現を目指し、富山第一が今年も全国大会に挑む。