11/12・東京代表の座をかけたクライマックス、関東第一VS成立学園、駒澤大高VS帝京が迫る

Aブロック決勝戦は関東第一と成立学園、Bブロックは駒澤大高と帝京なった。週末に行われる試合に出場する4チームを紹介

編集部| Photo by Editor

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 11月5日(土)、6日(日)に第95回全国高校サッカー選手権東京都の準決勝が実施され、Aブロック決勝戦は関東第一と成立学園の対戦となり、Bブロックは駒澤大高と帝京の顔合わせとなった。注目の4校を紹介。

■関東第一

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注目は関東第一のエースとして活躍する10番・冨山大輔

 Aブロックの一角には関東第一が勝ち上がった。近年、インターハイに2年連続3回出場している同校だが、選手権では全国出場はこれまでない。攻撃の注目選手である冨山大輔を軸として、CBコンビの鈴木友也や石島春輔といった攻守における安定感を備える。早稲田実業戦では後半に2点差を巻き返すといった粘り強さをみせ、勝負勘は洗練されている。

■成立学園

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成立学園の注目選手はフリーキッカーの9番・鈴木龍之介

 Aブロックで関東第一と対戦するのが成立学園である。11年ぶり3回目の全国出場を目指す彼らの武器は丁寧なパスワークにある。こちらも準々決勝・実践学園戦ではビハインドを落ち着いてはねのけ、勝利を積み上げてきた。さらにフリーキック精度のある鈴木龍之介や大野泰成といった選手たちの一発もあり、停滞する流れを断ち切る術を心得る。

■帝京

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帝京の注目選手は準決勝のわずかな出場機会で得点した10番・佐々木大黄

 Bブロックで強豪復活を印象づけているのが帝京だろう。インハイ31回、選手権34回出場というずば抜けた実績を誇る。しかし近年の公式戦では手が届きそうなところでタイトルを逃している。昨年度は決勝で涙を呑んだだけに、7年ぶりの優勝に向けての士気は高いはずだ。佐々木大黄や荻原健太、ランドリックなど、チーム全体が機動力に優れ、攻守に連動するスピード感を武器に全員サッカーを展開する。

■駒澤大高

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駒澤大高の注目選手は高さを武器としたCBの3番・佐藤瑶大

 Bブロックのもう一つのチームが駒澤大高である。全国に出場しても屈指であろう高橋勇夢、佐藤瑶大、齋藤我空、村上哲がつくる4枚のDFラインに加えて、セットプレーの強さ、前線からの積極的なプレスにフィニッシュなど、ハマったときの力強さは準決勝・東京朝鮮戦で相手を4-0と圧倒したことで実証した通りだ。2年連続3回目の優勝にむけて、チームとして安定した力を発揮できれば実力は東京屈指である。

 11月12日(土)、ついに駒沢陸上競技場でAブロック決勝が11:00から、Bブロック決勝が13:15から、それぞれ実施される。唯一の代表校二校を決める戦いに注目だ。

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