頂点へ視界良好の青森山田、立正大淞南を下して3回戦へ!

 全国高校総体男子サッカー2回戦が28日に行われ、立正大淞南(島根)と青森山田(青森)が対戦した

石倉利英| Photo by Toshihide Ishikura

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順調に勝ち上がる青森山田 Photo by Toshihide Ishikura

 全国高校総体男子サッカー2回戦が28日に行われ、立正大淞南(島根)と青森山田(青森)が対戦した。前日の1回戦で中京大中京(愛知②)に6-0で大勝し、勢いづく青森山田の攻撃陣が、この日も序盤から爆発。

 5分にMF郷家友太のゴールで先制すると、10分と17分には1年生MF天笠泰輔が連続ゴールを挙げ、21分までに3-0とした前日を上回るゴールラッシュで、あっという間にリードを広げた。しかし立正大淞南も25分、ドリブルとコンビネーションで中央を破り、最後はMF梶浩暢が決めて、2点差として前半を終えた。

 後半、勢いを取り戻した青森山田は45分にPKを獲得し、これをMF高橋壱晟が決めて、再び3点差に。終盤は立正大淞南の反撃に押し込まれ、65分に1点を返されて再び2点差とされると、その後も何度かピンチがあったが、4-2で勝利を収めた。

 2試合連続の序盤の大量得点を、キャプテンのMF住永翔は「相手が前から来るところを、逆に相手の隙だと思って、相手が前に出てきたときの背後、センターバックが出てきたときの裏、といったところを、うまく突けた」と振り返った。黒田剛監督も同様に評価する一方、「3-0になったところで自分たちの意識、モチベーションが、プレー中に変わってしまう。

 そういったところから失点してしまうところが、まだ甘い」と課題を口に。「この後で負けても、何も残らない。(29日の3回戦に勝って)ベスト8に進めば来年度のシード権を取れるし、もう一つ勝てばメダルに手が届く。その先は、メダルの色を変えていく作業。そういうニンジンをぶら下げながら戦っていければ」と、3回戦に向けて気持ちを引き締めていた。

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