圧倒的な強さでインハイを制覇、夏の王者は市船に決定!
市立船橋の強さを改めて、思い知らされた大会だった。流通経済大柏との決勝戦では相手のプレスを搔い潜るも前線に人数を掛け切れず、前後半通じて放ったシュートは6本
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粘り強く身体を張った守備で最後まで耐え続けて勝利
今大会PKでの1失点のみ、守備組織が安定していた市立船橋。 Photo by Shidu Murai
しかし、今回の決勝では先に点を取った中で、粘り強く身体を張った守備で最後まで耐え続けて勝利。
アディショナルタイムには流通経済大柏にあわやという場面を作られながらも、「『お前が前に出たら、俺がゴールに入るから思い切って前に出ろというのは言っている』。阿久津があそこにいたのはびっくりですけど、井岡が前に出たら、しっかり後ろにカバーすることを常に意識しています。あのようなのは増やしたくないけど、そうなれば止められるようにしたい」という原がゴールライン上で間一髪のクリアを見せた。
このプレーこそ、勝負強さという伝統がチームに根付いていることを感じさせた瞬間だった。
「毎年選手が代わる中で、ちゃんと成長してきている。ちゃんと去年の財産も積み上げていたので、こういう勝負を拾えたのは大きい」(朝岡監督)。今回のインターハイに帯同していたサポートメンバーの1年生3名にも、市立船橋が常勝であることの理由が伝わったはずだ。