夏に取り戻した「流通経済大柏」らしさ、再び蘇った激しいプレスサッカー

インターハイ決勝・市立船橋VS流通経済大柏の一戦。立ち上がりから持ち味を発揮したのは、流通経済大柏の方だった

安藤隆人| Photo by by 村井詩都 Shidu Murai

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立ち上がりから持ち味を発揮した流通経済大柏

一戦一戦を勝ち上がり、決勝までたどり着いた流通経済大柏 Photo by Shidu Murai

 後一歩だった。

 インターハイ決勝・市立船橋VS流通経済大柏の一戦。立ち上がりから持ち味を発揮したのは、流通経済大柏の方だった。

 準決勝の青森山田戦で、キャプテンでボランチの関大和と、FW古谷三国のチームの柱がイエローカードを受け、揃って累積警告で出場できない状態だったが、チームは武器である前からの猛プレスを仕掛け、2年連続ファイナリストの市立船橋を押し込んで行った。

 しかし、ゴールが遠かった。杉岡大暉と原輝綺のCBコンビ、ボランチの金子大毅を軸とした市立船橋の堅守の前に、ゴールまで迫るが、決定打を打たせてもらえなかった。逆に前半アディショナルタイムに一瞬の隙を突かれ、先制を許してしまった。

 だが、ここで彼らは一切下を向かなかった。後半も猛プレスの質は一切落ちず、後半の残り10分は迫力ある攻撃で、決定的なチャンスも作った。だが、後半アディショナルタイムのビッグチャンスも、市船・原のスーパーブロックに阻まれるなど、最後までこじ開けることが出来ぬまま、タイムアップの時を迎えた。

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