【高校サッカー選手権:茨城】目指すは頂点!鹿島学園が熱戦の末にPK戦を制し4年ぶり8度目の選手権出場へ

第95回高校サッカー選手権大会茨城県予選は19日(土)、カシマサッカースタジアムにて決勝が行われ、鹿島学園が4年ぶり8度目の本大会出場を決めた

深澤菜名| Photo by 深澤菜名 Nana Fukasawa

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鹿島学園が4年ぶり8回目の選手権出場を決めた
Photo by 深澤菜名 Nana Fukasawa

 土砂降りの雨に打たれ、ボールを蹴り上げると水しぶきがあがるほどのピッチコンディションの中で行われた茨城県予選決勝。

 前半12分、ゴールに近い中央の位置でFKを獲得すると、これをFW上田綺世(3年)が直接決め、鹿島学園が先制。FKが得意だという上田は「落ち着いて蹴れたのでよかった。自分の能力を信じて蹴った」とゴールシーンについて振り返った。

 1点を守り切りたい鹿島学園だったが後半20分、中央での崩しから最後は明秀日立MF荒井彗伊大(2年)に押し込まれ、試合は振り出しに戻る。試合の行方は、延長まで持ち込まれたものの、どちらとも譲らない激しい攻防戦が繰り広げられ、PK戦へ。GK木村壮宏(3年)の気迫のセーブ、さらに全員がキックを成功させた鹿島学園が大雨の中の熱戦を制した。「PKではあったけれど、今日は“勝つ”ということにすべてのポイントを置いていたので、結果的に勝てて本当によかった」と鈴木雅人監督は胸をなで下ろした。

 4年ぶりの出場に向け、MF中野大飛(3年)は「今まで応援してくれた人たちや支えてくれた人たちがいるので、結果という形で恩返しがしたい」と意気込んだ。夏のインターハイでは3回戦敗退という結果だった鹿島学園。全国大会でのリベンジも果たすべく頂点を目指し選手権へ挑む。

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