【高校サッカー選手権:京都】U-19日本代表・岩崎悠人はチームプレーで貢献、DF水井直人による値千金の先制弾で京都橘が48番目の代表校に決定!

京都橘が1-0で京都産業大学附属高校を下して5年連続6回目の全国大会出場を決め、全国大会の出場48校が出そろった

平野貴也| Photo by 平野貴也 Takaya Hirano

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チームプレーに徹したFW岩崎悠人の活躍

 手堅い試合になっただけに、決勝点の価値は大きかった。水井のゴールは、岩崎も「僕、打てると思ったんですけど、後ろから直人が飛び込んで来た」と驚くファインプレーだったが、偶然生まれたわけではなかった。

 水井は「相手が引いて守って、悠人もマークされていた。このチームは、悠人がいないことも多くて、頼らずにどう戦えるかということをやって来たので、それが出来ていたと思う」と岩崎不在の中でも戦えるチームになろうと努力して来たことを明かした。

 苦境を乗り越え、次は全国の舞台。相手は、優勝候補筆頭の市立船橋だ。京都橘の米澤監督は「京産大さんの術中にはまった。最後まで力が足りないと感じた。プレーの精度が足りない」と全国大会に向けて課題を指摘して来たが、一方で「力のある夏の王者、チャレンジしたい。勝ち上がってどこかで対戦したいと思っていた。

 初戦で照準を合わせて臨めるので楽しみ。今日はできなかったけど、府大会を通じて、スペースがあるときの速い攻撃はやれるなと思った」と速攻には手ごたえも示した。

 京都府大会では優勝候補のため相手に守られる試合が多いが、全国大会では相手も攻めて来る可能性が高く、速攻は有効になる。3年前にはMF仙頭啓矢(東洋大→京都)、FW小屋松知哉(名古屋)を擁して、MF石田雅俊(相模原)、DF磐瀬剛(岐阜)を擁した市立船橋を速攻で破った経験もある。目標は、初の日本一。まずは大一番となる初戦に全力で挑む。

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