[PICK UP MATCH]中村翼選手の決勝点で流経柏が県を制覇! 全国高等学校総合体育大会千葉県決勝をレポート!
6月21日(火)、柏の葉公園総合競技場で、全国高等学校総合体育大会千葉県の決勝が行なわれた。決勝に進んだのは、市立船橋(市船)と流通経済大学付属柏(流経)の二校。
スポンサーリンク6月21日(火)、柏の葉公園総合競技場で、全国高等学校総合体育大会千葉県の決勝が行なわれた。決勝に進んだのは、市立船橋(以下、市船)と流通経済大学付属柏(以下、流経)の二校。4年連続26回目の全国を決めた市船、2年連続13回目となる流経という、2015年の県大会決勝と同じ対戦となった。
午前中、雨模様だった空はキックオフを前に晴間をみせはじめ、気候はベストな状況になっていく。午後二時、試合開始とともに激しく仕掛けたのは流経だった。10番・本田憲弥選手や6番・菊地泰智選手、15番・関大和選手といった中盤の選手たちが小気味のいいパスをつなぎ、あっという間にゴール近くまでボールを近づけていく。市船もGKの1番・井岡海都選手や5番・杉岡大暉選手を中心としたディフェンス陣が対応していった。しかし序盤は、流経がハードワークによってセカンドボールをことごとく拾い、組織的に連動した守備によって相手の進行を防ぎながら優勢に試合を進める。
開始まもなく、関選手のゴールを狙った放ったコーナーキックがニアサイド方向に飛び、GK・井岡選手が正面にきたボールを頭上にかきだすというあわやの場面をむかえる。双方ともにゴール前まではボールを運ぶものの、決定的なシュートシーンは少ない展開が続いた。前半は両校ともに相手の良さを消すかのように、互いに守備への意識が高く、なかなかはっきりとした得点チャンスは巡ってこなかった。
後半に入り、試合の流れをつかもうとしたのは市船だった。12番・矢野龍斗選手と交代で11番・村上弘有選手、14番・太田貴也選手と交代で10番・高宇洋選手をピッチに送りだす。すると高さと運動量のある村上選手が前線にポイントをつくり、ロングボールが有効機能するとともに、技術のある高選手が一列下でプレーすることで最前線の下にも起点が生まれはじめる。