【PICK UP MATCH 市立船橋×FC東京U-18】夏の王者対決はドロー決着!|高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグEAST第14節

9月24日(土)、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグEAST第14節市立船橋とFC東京U-18の試合が実施された

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市立船橋の1点目を決めたFW矢野龍斗選手

 9月24日(土)、東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝)にて、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグEAST第14節市立船橋(以下、市船)とFC東京U-18(以下、東京)の試合が実施された。高円宮杯では13節終了時点で2位の東京と3位の市船、ともに上位を走るチーム同士の一戦。同時に、夏の全国高等学校総合体育大会(サッカー競技)で優勝した市船と第40回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会を制覇した東京という、高体連とクラブユースでお互いに夏に王者となったチームによる対決だった。

 序盤から優位に攻めたのは市立船橋。12番・FW矢野龍斗が前線でポスト役となり、チームのチャンスを大きく広げながら個人でも状況を打開していった。

「夏の総体では自分は出場することができませんでした。Bチームにいる間、ゴールを意識しながらプレーしてきて、僕はそこで頑張っている選手の代表としてピッチに立っている。そのためにも結果を出してゴールを決めたかった」(市船・矢野)

 試合後にそう話していた矢野は前半20分、気迫のこもった一発で先制弾を生む。18番・DF福元友哉の長い縦のボールに矢野が競り合い、うまくDFと身体を入れかえてぬけ出し、GKとの1対1を決めてゲームを1-0とした。

 先に失点した東京だったが、チームは崩れることなくチャンスを窺う。そして次にゲームを動かしたのは東京。前半45+2分、セットプレーのチャンスを得る。右サイドコーナーキックから8番・MF伊藤純也がボールを中央にいれ、混戦でこぼれたボールは11番・FW半谷陽介のもとへ。半谷がつないだパスに、14番・MF内田宅哉が右足を振りぬいてゴールを決める。前半は1-1で終了。

 後半、逆に攻勢に転じたのは東京だった。雨で球足の速くなるグラウンド上で正確にパスをつないでいく。東京の決定的なチャンスを市船は再三に渡り、5番・DF杉岡大暉と7番・DF原輝綺のセンターバックコンビを中心にしてしのいでいった。

 しかし後半66分、6番・MF阿久津諒がエリア内でファールを取られ、判定はPK。獲得したPKを東京の半谷が蹴るも、市船の25番・GK長谷川凌が右横に飛びながらも残っていた左足でストップするビッグセーブでピンチを救った。10人になった市船だったが、「PKでやることがハッキリしました。開き直ってプレーできた」(市船・原)と守備の徹底からカウンターで勝機を探る選択が吉と出る。

 終了間際、両チームともに決定機はあったものの互いに決めることができず、試合は1-1のドローで決着。ともに勝点1を分け合った。

■FC東京U-18先発メンバー
GK:1波多野豪
DF:2坂口祥尉、5蓮川壮大、24荒川滉貴、27岡庭愁人
MF:7生地慶充、8伊藤純也、12小林真鷹、14内田宅哉
FW:10松岡瑠夢、11半谷陽介
【交代】71分:11半谷陽介→18鈴木郁也

■市立船橋先発メンバー
GK:25長谷川凌
DF:3真瀬拓海、5杉岡大暉、7原輝綺、28岡井駿典、18福元友哉
MF:6阿久津諒、8西羽拓、14太田貴也、34吉田歩未
FW:12矢野龍斗
【交代】45分:28岡井駿典→9野本幸太、HT:18福元友哉→10高宇洋、61分:14太田貴也→35郡司篤也、65分:34吉田歩未→36佐藤圭祐、80分:12矢野龍斗→2杉山弾斗

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