U-19日本代表ボランチへ。高校年代屈指の市船DF・原輝綺の進化
10月14日(金)にAFCU-19選手権バーレーン2016の初戦・イエメン代表との試合をむかえるU-19日本代表。いよいよアジアの戦いがはじまる
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市船が許した総失点は12点
チームでの彼の役割はそれにとどまらない。
「攻撃の時は3バックになるので、自分と杉岡がタイミング良く攻撃に関わっていくところ。4バックのセンターバックですけれど、攻撃になると3バックのサイドバックなので、タイミング良く上がっていくことは必要だと思います」(原)
堅守から奪ったボールはセンターバックが前線へと持ち上がることで起点となり、高確率でフィニッシュにつなげる。これこそが同校が勝ち続ける必勝のパターンの一つとなっている。
特に「守備力」については、それを如実に証明する数字がある。高円宮杯U-18サッカーリーグ2016EASTは10月1日までに第15節を終えて、市船が許した総失点は12点。リーグ全10チーム中で総失点数のトップを走る。高校年代屈指のチームであると言っても過言ではない。
そんな屈強な守備網の担い手の一人である原。U-19日本代表ではボランチとしての役割を担っている。
8月に招集されたSBSカップでボランチとして的確なパスさばきと冷静なプレー、高さのあるボランチとしてヘディングでも強さを発揮する彼にとって守備的ミッドフィルダーとしての起用はプラスだったのかもしれない。