【インハイベスト16ハイライト:市立船橋×鹿児島城西】史上最多V9に視界良好の市立船橋、3回戦は鹿児島城西に完勝!

全国高校総体サッカー競技は29日に3回戦を行い、前回準優勝の市立船橋高校は、2-0で鹿児島城西高校を下して準々決勝進出を決めた

平野貴也| Photo by Takaya Hirano

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史上最多9度目の優勝か、それを阻むチームが現れるのか

 2点差となり、後半は鹿児島城西が前からプレスをかけ、守備時にも前残りからカウンターを伺う形に変更。全体が間延びしてカウンターの打ち合いのような展開となった。

 市立船橋は後半7分、9分と郡司が決定機を迎えるが決め切れず、鹿児島城西も後半18分に左コーナーキックを生駒が競り勝ち、こぼれ球を途中出場のMF松村直輝がボレーで狙う大チャンスがあったが、シュートはクロスバーを越えて得点はならなかった。結局、後半はスコアが動かず、2-0で市立船橋が勝利。

 チャンスがあっただけに3点目が欲しい展開ではあったが、鹿児島城西にプレーの選択をさせない、強い勝ち方だった。

 持ち味を発揮しきれずに完敗を喫した鹿児島城西の小久保悟監督は「前半の最初と最後に失点してプランが狂った。普通にやっても厳しいかと思って前半は引いたが、それがまずかったのか……。それにしても、相手が強かった。ボールを持たせてもらえない。それは、うちだけじゃないだろうけれど」と肩を落とした。

 連覇を狙っていた東福岡高校(福岡)が初戦で敗れる波乱があった今大会、優勝争いの中心は間違いなく市立船橋だ。史上最多9度目の優勝か、それを阻むチームが現れるのか。1日の休養を挟んで31日から始まる3連戦が注目される。

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