【ベスト16ハイライト:青森山田×鹿島学園】青森山田が鹿島学園の反撃を耐え忍びベスト8進出!

全国高校総体サッカー競技は29日に3回戦を行い、青森山田高校と鹿島学園が対戦した。序盤の主導権は青森山田にあったが、一、二回戦で快勝をしたチームは思わぬ苦戦のなかにいた

編集部| Photo by Masakazu Kawaguchi

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青森山田からFC東京に加入内定している1番・廣末陸選手 Photo by Masakazu Kawaguchi

 全国高校総体サッカー競技は29日に3回戦を行い、青森山田高校と鹿島学園が対戦した。タレント揃いのチームであり、ジェフ千葉に加入内定の10番・高橋壱晟選手やFC東京に加入内定の1番・廣末陸選手、2年生時から出場してきた11番・鳴海彰人選手や8番・嵯峨理久選手などを擁する青森山田。序盤の主導権は青森山田にあったが、一、二回戦で快勝をしたチームは思わぬ苦戦のなかにいた。

 先制点は高橋選手が左サイドから突破し、DFを振り切ると最後はマイナスに折り返す。そこに今大会5得点中の鳴海選手が思い切りシュートを放つと、ボールはGKの手を弾きゴールネット内に飛んだ。

 しかしこの後は、追加点を取れぬまま、鹿島学園の守備に苦戦。さらに10番・上田綺世選手を中心に惜しいシュートを放たれる。「勝ち上がるチームにはストライカーいる。そういう選手にはやられてはいけない」と黒田剛監督が警戒点を話した。

 それでもやられなかったのは、GK・廣末選手が随所にファインセーブでチームを救ったからだ。廣末は目指す壮大な目標をこう話す。「僕自身優勝が欲しいんです。今年は3冠(インハイ、高円宮プレミアリーグ、選手権)を狙っています」

 試合終了後、心から笑顔をみせていた青森山田の守護神が掲げる思いは皆同じだ。高橋選手も大会の目標をはっきりと「優勝」と話す。タイトルを欲する東北のタレント集団は、夏の覇者を貪欲に狙っている。

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