【インハイベスト16ハイライト:流経大柏×日本航空】流経大柏が8強入り、トーナメント仕様に手ごたえ
全国高校総体サッカー競技は29日に3回戦を行い、流通経済大学付属柏高校(千葉第1)はPK戦4-3で日本航空高校(山梨)を下して準々決勝進出を決めた
スポンサーリンク闘いながら徐々に調子をあげている流経大柏 Photo by Takaya Hirano
流経大柏がトーナメント戦を機に復活の兆しを見せている。全国高校総体サッカー競技は29日に3回戦を行い、流通経済大学付属柏高校(千葉第1)はPK戦4-3で日本航空高校(山梨)を下して準々決勝進出を決めた。
流経大柏は今季、高円宮杯U-18プレミアリーグEASTで最下位と苦しんでいるが、トーナメント形式の高校総体が始まってからは、負けなしだ。県予選4試合、全国大会で2試合と無失点勝利を続けている。
一発勝負のトーナメント戦に向け、堅守速攻をベースに置くと、元々持っていたフィジカル能力の高さが発揮され、ミスによってカウンターを受ける回数も激減。
まず、守備が安定した。ただし、県予選の段階では、守備こそ機能するが攻撃はいたって単調で形の見えない状況だった。しかし、全国大会に向けてサイド攻撃を徹底強化。
今大会で監督代行を務めている榎本雅大コーチは「自分たちの長所を出してやろうということで徹底している。まだフィニッシュの部分が足りないけど、試合を重ねることで形が見えて来た」と手ごたえを話した。
日本航空戦は、序盤から試合のペースを握った。手堅い守備からサイド攻撃を連発。敵陣に押し込み、ロングスローやCKといったセットプレーから相手ゴールを脅かした。後半の立ち上がりにもスルーパスに抜け出したFW中村翼が相手GKと競り合ったこぼれ球をFW加藤千尋が狙う決定機があったが、シュートはクロスバーを越えた。