棚橋尭士、ハットトリックも笑顔なし「他にも決めるべき場所がいっぱいあった」
棚橋尭士(あきと)は34分に均衡を破る先制ゴールを挙げると、54分には個人技からチーム5点目を奪い、終盤には自ら獲得したPKを決めてハットトリック
スポンサーリンク【日本 8-0 キルギス AFC U-16選手権インド2016】
初戦・ベトナム戦のU-16メンバー
Photo by 佐藤博之 Hiroyuki Sato
U-16日本代表は19日、AFC U-16選手権のグループステージ第2戦でキルギスに8-0で大勝を収め、大会2連勝を飾った。
今大会初先発だった棚橋尭士(あきと)は34分に均衡を破る先制ゴールを挙げると、後半開始直後の54分には個人技からチーム5点目を奪い、終盤には自ら獲得したPKを決めてハットトリックを達成した。
しかし、本人は「初先発で3点取れたことはよかったんですけど、他にも決めるべき場所がいっぱいあったので、そういうところは改善点」と笑顔なく淡々と反省を語る。
試合の流れを大きく変えた先制点についても「ちょっと流れが悪くて、いつ失点してもおかしくない状況だったので、あそこは貪欲にボールを奪いに行って、その結果ボールを取れて、あとはGKと1対1だったので決めるだけでした」と冷静に振り返った。
棚橋は大勝の後でも気を緩めることなく、すぐ次の試合に向けて切り替えている。一切笑顔なく「個人としてもチームとしてもいいプレーを出すということと、まだグループステージは終わっていないので、残り1勝して、いい状態で決勝トーナメントへ行けるよう頑張りたい」と意気込みを語ってインタビューを締めくくった。
初戦は先発から外れていながら、与えられたチャンスにしっかりと結果を残せたのは日頃の準備の賜物だろう。22日のオーストラリア戦でも棚橋のゴールがチームを高みへ導く。