昌平・MF松本泰志が母校で入団会見! 強化部が「高萩洋次郎」に重ねた選手像

J1広島への来季入団が内定したMF松本泰志が3日、在籍する昌平高校で記者会見に臨んだ

平野貴也| Photo by 平野貴也 Takaya hirano , 西田泰輔 Taisuke nishida , ジュニアサッカーを応援しよう!

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■MF松本泰志は「高萩洋次郎」にイメージが重なる

左の写真が現在の松本泰志(昌平)、右の写真が江南南サッカー少年団時代。
Photo by 西田泰輔 Taisuke nishida , ジュニアサッカーを応援しよう!

 J1広島への来季入団が内定したMF松本泰志が3日、在籍する昌平高校で記者会見に臨み「小学生の頃からの夢だったプロサッカー選手になることを、サンフレッチェ広島という偉大なクラブで実現できて、とても嬉しく思っている。今まで支えて下さった人たちへの感謝を忘れず、プロの自覚と責任を持って少しでも早く試合に出場できるように成長し続けたい」と抱負を述べた。

 周囲の友人の影響もあって小学生からサッカーを始めた松本は、江南南サッカー少年団、クマガヤSCと埼玉県内の強豪クラブを経て、当時はまだ全国大会の出場歴がなかった昌平高への進学を選択。1年次から主力となり、2年前にチーム初の全国出場、そして今夏に初の全国4強と目覚ましい結果を残した。

 会見を見守っていた父の忠明さんは「小学生の頃、最初に買い与えたのは野球の木製バットとグローブだったのに。こんなことになるとは思っていなかったが、高校の進学先もそうだし、本人が決めること。頑張ってほしい」と話し、息子がプロサッカー選手になることを公に報じる場に立ち会った感慨に浸った。

 会見後には、J1広島の足立修強化部長から期待の大きさがうかがえる一言が飛び出した。足立強化部長は「以前、うちでプレーしていた高萩洋次郎の若い頃にイメージが重なった。独特の間合いを持って飄々としているし、技術に自信を持ってプレーする」と高い評価を与えた。

 現在、韓国のFCソウルでプレーする高萩は、元日本代表。広島ユースに属していた2003年当時、2種登録選手となりJリーグ最年少出場を果たし、早くから高い評価を受けた。また、2007年には主軸としてJ1優勝に大きく貢献した。クラブの歴史を華やかなものにした選手の一人だ。

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