【TEAM FOCUS】神奈川で相洋は旋風を巻き起こせるか。エース・菅井涼介の2得点で県インハイ王者・創英を破る!
インハイ王者・創英に対して綿密な対策をもって臨んだ相洋。結果は3-2で相洋がベスト8進出を決めた。
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■インハイ王者に入念な対策を練って臨んだ相洋
開始10分で2得点を獲得した相洋
夏の王者・創英に対して挑んだ相洋はこの一試合に賭けてきたことを窺わせた。綱島陽介監督も話す。「創英の良さはワンタッチパスやショートパスでどんどん出てくること。それは嫌だった。対策をしてきました」。キャプテン10番・渋谷拓海も「ビデオも何回も見て、対策練って、今日に合わせてやりました」とそれほど一戦への覚悟は強かった。
試合は開始から相洋がペースをつくる。「前からのプレスで全員守備するところから入って、あとはショートカウンターで11番・菅井(涼介)が決めてくれると信じて」(渋谷)。その言葉通り、右サイドバックの渋谷から放たれたフィードは左ウィングの位置に開いていた菅井のもとに。
菅井はドリブルからキーパーが前に出たところをゴールに流し込んだ。さらにセットプレーを獲得。キッカー・15番・原大和からゴールに向かうボールに13番・川本大夢が合わせて、開始10分までに2-0という展開だった。
それでも創英も前半途中からボランチ8番・中山陸を入れ、2番・高橋祐飛を右サイドに出し、攻撃にシフトすると、10番・木澤海智が1点を決めて2-1。1点差で後半をむかえた。さらに後半に入り、右サイドからのクロスを13番・伊藤綾麻が決めて試合を振り出しに戻す。普段の相洋ならば、「あそこで守りに入ったらやられていた。毎回そうなんです」(渋谷)、「いつもなんですが、逆転できたのはいままでにない感じです」(菅井)と選手の言葉がそろうほど、公式戦で結果が出せてこなかったのだという。それは綱島監督の思いも同じだった。