ジュビロ磐田・服部年宏強化部長に聞く! U-18年代を獲得する理由とは何か。針谷岳晃選手に下した評価
昌平高・針谷岳晃選手のジュビロ磐田加入が内定。彼の良さを同クラブの強化部長・服部年宏氏はどのように感じたのか。そしてU-18年代を獲得する意図について話を聞いた
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――いつから針谷選手合流する予定でしょうか?
「あとは選手権のスケジュールもありますので、1月9日、10日など終了した前後からそのまますぐ来てもらってメディカルチェック。正式に契約して、それからトレーニングに入ってもらいます。チームの記者発表もまだ決定していませんが、それは移籍してくる選手も含め、正式には分かりませんが、1月15日前後を予定しています」
――名波浩監督とかなり似たタイプで、テクニカルな選手だと思います。獲得にあたり、名波監督とは何か話されましたか。
「もう観ていてとにかくプレーに対してストレスのない選手であると、そこが一番頭抜けているとは話していました。あとは基本技術がしっかりしていて、フィジカルのところは後々ついてくるものでもありますし、逆にそこが自分の苦手なところであると分かっている。そこを自分でカバーしながらも常にプレーしている。非常に監督も期待している選手です」
――それこそ彼はU-19日本代表に選出されてSBSカップにも出場、内山篤監督(現U-19日本代表監督)のもとでプレーしました。服部さんはご覧になっていたとのこと。個人としてはそこで彼にどのような評価をされていたのでしょうか。
「海外のクラブのなかの選手たちのなかでどれほどやれるのか。そういった観点から観戦していましたが、予想以上にボール際のところでしっかり戦えていますし、全部負けることもなく、奪えるところは奪える。うまくもらえるところでは顔を出してもらう。賢い選手であるという印象です」
――昨年度はディフェンダーの大南拓磨選手やフォワードの小川航基選手といった特徴の違う18歳の選手を今年もバランス良く獲得してチームの構成に組み込もうとしている印象です。
「そうですね。あとはしっかりと育てたい。先ほども話しましたが、大卒できて2年くらいで出てしまう。本当にいま多いです。そうするとチームの編成として難しくなる。自分たちでしっかりと育てて、しっかりと自分たちのサッカーを教えて、いい選手にしていく。あとは同年代がいると、“ライバル”と言えばいいのか、それで相当思いも強くなります。僕らの時代も、ほぼ同年代が多い時代が一番お互いに切磋琢磨していけた。そこは楽しみにしている部分です」