夏から積み上げてきたものとは何か、選手権三回戦で夏の埼玉県優勝校・昌平が登場。

第95回高校サッカー選手権埼玉大会の三回戦が今週末に開催される。いよいよ夏の王者・昌平高が出場する

編集部| Photo by 西田泰輔 Taisuke nishida , 松尾祐希 Yuki Matsuo , 編集部 Editor

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三回戦から全国高校総体では第三位に輝いた昌平高が登場する
Photo by 松尾祐希 Yuki Matsuo

今年プロルーキー2選手を輩出

 29日(土)、埼玉県では第95回高校サッカー選手権大会の三回戦が開催される。シード校である大宮南、正智深谷、狭山ヶ丘、国際学院が進出を決めた一方で、浦和東や市立浦和などが二回戦で涙を呑んだ。サッカーが根ざす県だけに層はきわめて厚く、「選手権」というたった一校の枠で競い合う熾烈なサバイバルとなっている。

 ついに三回戦から、夏のインターハイで県大会優勝した昌平高、準優勝の聖望学園が登場する。なかでも今年の全国大会三位に輝いた昌平の存在感は勢いを増しているのではないだろうか。

 先日、ジュビロ磐田への加入内定会見をした針谷岳晃、一足先にプロを決め、サンフレッチェ広島入りが決定している松本泰志。同校からプロ入りするルーキー2選手を輩出した。

 サッカー部監督の藤島崇之監督はプロクラブに練習参加した彼らふたりについて会見後こう話していた。「いまの高校生レベルとは違い、一ランクも、二ランクも。あるいはそれ以上の選手たちとプレーさせてもらい、本人たちの意思に変化がみられました。プラスアルファ、プレー中の判断スピードも良くなっていました。本当に数日の練習でこんなに変わるのだなというぐらい良くなってきました」

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