【U-19日本代表】交代までSB藤谷壮が走り続けた90分間
カタール戦でスタメンを勝ち取った藤谷壮。サイドを疾走したSBは延長前半で交代した。決勝で彼が感じたこととは何か。
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カタール戦からスタメン
「僕のせいで貴重な交代枠を使ってしまった。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」
AFCU-19選手権決勝でサウジアラビアを0−0からのPK戦で下し、初優勝を果たしたU-19日本代表の右サイドバックの藤谷壮は、喜びの表情を浮かべながらも、自身のできについて問われると、こう自らを責めた。
グループリーグ第三戦のカタール戦からスタメンの座を射止めた彼は、準々決勝のタジキスタン戦、そして決勝と当然のようにスタメン出場をした。決勝での彼のプレーは、今大会で自身最高のパフォーマンスと言って良かった。立ち上がりから右サイドで激しいアップダウンを披露した。特に守備面では素早い帰陣と、積極的なインターセプト。そしてCBのフォローなど、献身的な動きを見せた。
「いい形でインターセプトを出来たし、裏は何回か取られましたが、完全には抜かれていないし、1対1でも負けていなかった」
攻撃面でもマークが集中していたMF堂安律を追い越して、右サイドをえぐってクロスを上げるなど、攻守に渡って彼自身も手応えを感じるできだったが、80分過ぎると足が攣り出してしまった。
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