【TEAM FOCUS】桐光学園が王者奪還へ。全国での悔しさを抱えて、2年連続10度目の優勝をかけた戦いに臨む

11月5日(土)、第95回全国高校サッカー選手権神奈川大会の準決勝。桐光学園が3-0で座間を破り決勝進出を決めた

編集部| Photo by Editor

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■圧巻のパフォーマンス

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桐光学園の7番・西川公基(写真中央)のヘディングで先制

 神奈川に桐光学園あり――。2年連続10回目の優勝を狙うチームが貫禄をみせた。11月5日(土)、第95回全国高校サッカー選手権神奈川大会の準決勝では、優勝経験もある座間に対して圧巻のパフォーマンスで3-0と勝利。決勝の舞台へ進んだ。

 試合を終えたタビナス・ジェファーソンは「昨年は個で打開できる選手が多かったので、その分後ろも楽ができた。今年は全員でやらないといけない。一人ひとり技術と距離感の近さ、細かい局面を複数で打開しないといけない」と話す。そして「自分たちの持っている力からすれば全員での連動はまだまだ」だと言う。

 それでも前半序盤から左サイドから運動量豊富でスピードのあるタビナスを軸に攻撃を仕掛け、前半は8本のシュートを放ち、対する座間を1本におさえ込んだ。攻守にゲームをコントロールしたのは桐光学園だった。

 波状攻撃は前半21分に実を結ぶ。左サイドでコ―ナキック(以下、CK)を得ると、10番・鳥海芳樹の放ったボールにニアで合わせたのは7番・西川公基。頭でこするように当てたボールは、ゴールとGKのわずかなすき間をすり抜けてゴール。

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