【高校サッカー選手権:三重】波乱が続く県大会を制して初優勝! 海星が4得点で全国大会へ

第95回全国高校選手権の三重県大会は12日に決勝戦を行い、海星が4-2で津工業に勝利して初優勝を果たした

吉田太郎| Photo by 吉田太郎 Taro Yoshida

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■“悪夢”が蘇るような展開

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応援スタンドの選手たちと喜ぶ海星イレブン
Photo by 吉田太郎 Taro Yoshida

 海星はリードこそしているものの、“悪夢”が蘇るような展開となった。

 今季の三重県1部リーグで優勝している津工と同2位の海星。両校は勝ち点1差で迎えた9月に直接対決し、津工が0-2から逆転勝ちしている。“あの時”は我慢することができなかった。だが、三輪が「あのままやられていたらリーグ戦と一緒」というように、海星はここで踏みとどまる。PA近くまでボールを運ばれても複数の選手でボールを奪い取り、オープンスペースへボールを運んで攻め返す。そして74分、右サイドからの攻撃をサポートした上陰が右足ミドルを叩き込んで4-2。勝負どころで粘り、逆に4点目をもぎ取った海星が初優勝した。

 2か月前とは違う姿を示して三重の頂点に立った海星。初挑戦となる全国大会へ向けて上陰は「全国で勝てるチームを目指してきた。まずは初戦突破を目指して頑張りたい」と意気込んだ。

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