【高校サッカー選手権:栃木】勢いに乗った佐野日大FW大熊啓太が2得点、4年ぶり8回目の選手権決める!

12日(土)、第95回全国高校サッカー選手権栃木大会決勝戦が行われ、宇都宮短大附と佐野日大が対戦した

齊藤章人| Photo by 齊藤章人 Akihito Saito

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4年ぶり8回目の選手権出場を決めた佐野日大
Photo by 齊藤章人 Akihito Saito

 序盤から少し浮き足立つ宇都宮短大附に対し、佐野日大は前半7分、味方のFKのこぼれ球をワンタッチでつなぎ、最後はFW大熊啓太がゴールを決め先制。しかしこれで落ち着きを取り戻した宇都宮短大附は前半14分、ゴールキックを起点に相手守備の一瞬の隙を突き同点に追いつく。宇都宮短大附はその後、中盤のパス回しから相手守備を崩しにかかるが、佐野日大は組織力の高さでシュートまで持ち込ませず。1-1のまま前半を折り返した。

 佐野日大は後半開始と同時にMF野沢陸を投入すると、野沢をターゲットに前線にタメを作り、攻撃に厚みが出始める。後半5分に中盤の争いを制すると、左サイドのDF梅沢崚からのパスを起点に、最後は大熊が落ち着いて勝ち越しゴールを挙げた。リズムをつかんだ佐野日大はその後も攻撃の手を緩めず。

 宇都宮短大附は守備の粘りからカウンターを試みるが、前線から体を張ってくる佐野日大に封じられた。宇都宮短大附は後半アディショナルタイム、CKでGKを前線に上げるパワープレーで執念を見せたが失敗。ボールを奪った佐野日大のDF梅沢崚がそのままドリブルで無人のゴールに切り込み、決定的な3点目を挙げた。

□海老沼秀樹監督コメント
 相手は技術もあるので苦しい試合は想定通りだったが、その中で選手たちが諦めずに流れをつかんだのは成長の証。全国大会は県代表として恥じない戦いをしたい。

□主将・福田一成コメント
 FW陣を始め前線からしっかりプレスをかけられた。足をつる選手もいたが、佐日らしい「全員守備全員攻撃」で、全員で走り切れた。「全国制覇」を目標に、残りの期間もしっかり調整する。

□大熊啓太選手コメント
(2得点は)仲間のおかげ。全員で取ったゴール。得意のゴール前で勝負する、自分のプレーができた。全国でも自分が点を取って、チームの勝利に貢献したい。

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佐野日大FW大熊啓太の先制ゴール
Photo by 齊藤章人 Akihito Saito

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