【連載 第2回】高校サッカー部探訪記-役割意識が組織を強くする! 駒大高校のマネジメント方法-

高校サッカー部に訪問! 駒大高校第2回。総勢270人で構成される組織内の様々な役割がある。駒大高校の自主性を取り入れたマネジメントを紹介。

田中瑠子| Photo by |シリーズ:高校サッカー部探訪記

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■部員みんなが自主的に動く、そんなサッカー部でありたい

駒澤大学高等学校

駒大高校の学年リーダーを務める高橋勇夢選手(右)

 3年生の学年リーダーとして部全体をまとめるのは、中学時代からクラブチームで活躍してきた高橋勇夢さん。「関東大会で優勝したとき、全員で校歌を熱唱し喜んでいる姿を見て、『リーダーとしてやってきてよかったな』と思った」と思いを語る。

「駒澤大学高校サッカー部では、毎月、役職者ミーティングがあるんです。2、3年生はみんな係についているので、全員が集まり、各係の代表が業務の進捗や報告事項などを共有したあとに、1年生に対して状況をプレゼンします。

 皆が係の仕事に責任をもって発言することで、各メンバーが『自分ももっとできることがある』と自主的に動くようになり、とてもいい雰囲気ができていると感じます。(試合で)成績が残せず、チームがギスギスした時もあったけれど、ミーティングの場でコミュニケーションを丁寧に重ねてきたことで、関東大会でこれまでにないくらい団結できた。

 選手としてサッカーのプレーを向上させるだけではなく、“いい部を作っていく”という面でも学ぶことがたくさんあって、とても充実しています」

<第3回連載に続く>

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