【高校サッカー選手権:熊本】チャンスを創出し続けるFK、主将・島津玲斗がトリックプレーから決勝弾。セットプレーを磨いて全国へ

20日(日)、第95回全国高校サッカー選手権熊本県予選の決勝戦、ルーテル学院が熊本国府を撃破し、5年ぶり4度目の選手権出場を決めた

松尾祐希| Photo by 松尾祐希 Yuki Matsuo

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5年ぶり4回目の選手権出場を決めたルーテル学院
Photo by 松尾祐希 Yuki Matsuo

 20日(日)、第95回全国高校サッカー選手権熊本県予選の決勝戦がうまかな・よかなスタジアムで行われ、ルーテル学院が熊本国府を延長戦の末に2−1で撃破し、5年ぶり4度目の選手権出場を決めた。

 試合は序盤から主導権を奪い合う展開となったが、後半3分にFW永田紘基(3年)が相手の虚を付くループシュート。これがネットに吸い込まれ、ルーテル学院が先手を取った。しかし、その後は県新人戦、県総体を制している熊本国府が反撃。左サイドバックのDF尾上りつき(3年)が高精度のキックを左足から放ち、幾度となく決定機を作り出した。

 すると、17分にその尾上がクロスを中に入れると、ファーサイドに飛び込んだFW杉田達哉(3年)が頭で合わせて同点に追い付く。その後は互いに攻め合うも決め手を欠く展開となり、試合は延長戦へと突入したが、先に均衡を破ったのはルーテル学院だった。延長前半6分に左斜め45度でFKを獲得すると、4人が絡むトリックプレーから主将のDF島津玲斗(3年)がネットを揺らして決勝弾。今季、新人戦、総体ともに県ベスト8止まりだったチームが、最後の冬に結果を残してみせた。

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