【夏フェス:『48フェスティバル』リポート】静岡学園、滝川第二、中京大中京など、昭和48年生まれの繋がりが生んだ高校サッカーフェスティバル
夏の間、高校サッカーでは各所で様々な大会形式で『フェスティバル』が開催される。今回は『48フェスティバル』をリポート
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静岡学園がポゼッションを駆使して『48フェスティバル』を制す
決勝は静岡学園VS法政二となったが、「今回はインターハイに出ていない選手も連れて来て、刺激を与えた」と48年生まれの川口修が語ったように、静岡学園は大会を通して選手たちが成長。
オール3年生のチームだっただけに、まとまりも非常に良く、決勝ではMF戸田大智の鮮やかなミドルシュートの1点を奪うと、危なげない試合運びで1−0の勝利を飾り、優勝を手にした。
準優勝に終った法政二だったが、質の高いポゼッションと、FW佐藤将太郎とFW森友哉のツートップを軸に、連動した崩しが魅力の好チームだった。3位で終った前橋商も、インターハイで躍動したFW星野周哉を軸とした高速カウンターを披露し、その強さを発揮した。
3日間の熱戦を繰り広げた『48フェスティバル』。選手たちのプレーはもちろんのこと、指導者全体の仲がいいということもあり、多くの情報交換と選手と他チームの指導者とのコミュニケーションをする姿も見て取れた。
「僕らは言わば名将でもないし、物凄い若手でもない。僕らの年代がもっと情報共有、意見交換をしながら、勉強をしてお互いが高め合うことで、高校サッカーはもっと良くなると思う」(岡山監督)。
ピッチ内とピッチ外の交流を通じて、より『中堅』と言われる指導者たちが、高校サッカー全体を盛り上げるように。そこには大きなモチベーションとエネルギーが存在をしていた。