【[倉田寛之杯争奪1年生大会]リポート】無敗で優勝、八千代高校が大会を制す!

8月10日から14日にかけての4日間、倉田寛之杯争奪1年生大会、通称“倉田杯”が開催された

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倉田杯で優勝を果たした八千代高校。 Photo by Editor

 8月10日から14日にかけての4日間、倉田寛之杯争奪1年生大会、通称“倉田杯”が開催された。

 参加するチームは、高等学校のサッカー部のみならず、中体連選抜や3種クラブチーム。大会は千葉県サッカーのU-16のレベルの向上、指導者の交流を目的に今年で34回目の開催を迎えた。また公式戦出場の機会が少ない高校1年生の年代にとって、貴重な機会となる大会として親しまれている。

 大会決勝は八千代と東京朝鮮の一戦となり、試合は八千代ペースで進み、前半15分、32分と立て続けにゴール。後半も八千代が、途中出場の2番・中井選手の右サイドからのクロスがGKのファンブルを誘い3-0、さらに左サイドから7番・中山選手が一直線に放ったクロスに34番・村上選手がヘディングで合わせて、一度はバーに当てながらも押し込んで4点目を獲得。試合はこのまま終了し、八千代が優勝を果たした。

 1年生チームを率いた宮地佑典監督は「大会を通じて目標は1年生なのでパスをしっかり通すということでした。観客皆さんがいる前で、もっとスピードアップしてパスを回したかったのですが、優勝できたことで出来は80点」と決勝戦を振り返る。

 さらに「誰が出ても、どこのポジッショでも同じことができることが重要」と同校OBの宮地監督は1年生の課題を口にする。「1年生の選手一人ひとりがレベルアップして、夏が終わったときに2年生、3年生に負けないように一つでも上のカテゴリーを目指してもらうことが1年生の監督としての役目ですね」と締めくくった。

 今大会MVPに輝いたのは55番・北谷選手。成田FCから公津の杜中学校を経て八千代のプレーヤーとなった彼は受賞の感想についてこう話す。

「正直に嬉しいです。ただ準決勝では出られず、決勝も途中出場でした。宮地監督からは『お前が一番この倉田杯で成長している』と言ってもらいましたし、選ばれたと思いますが、調子も良かったので得点やアシストという結果を出したかったです。上のカテゴリーには、自分と同じポジッションの右サイドバックに4人選手がいるので、そのなかでレギュラーを目指していきたいです」

 目標を見据え、今後の課題を生む。倉田杯は間違いなく選手、指導者に刺激を与える機会の場となっていた。

[※後日、倉田杯全チームの写真を掲載予定]

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