【U-19日本代表】岩崎に「俺が蹴る」。エースストライカー・小川航基の胸の内
10年ぶりの世界の扉をこじ開けたのは、エースストライカー・小川航基の一発だった。2ゴールを挙げた男の肉声を伝える
スポンサーリンクエースストライカーとして2得点を挙げた小川航基 Photo by 佐藤博之 Hiroyuki Sato
世界の扉をこじ開けたエースストライカーの一発
10年ぶりの世界の扉をこじ開けたのは、エースストライカーの一発だった。
8分、MF市丸瑞希のロビングに反応し、裏のスペースに抜け出すと、放ったヘッドはGKの頭上を越え、右ポストに嫌われた。しかし、こぼれたボールを右サイドでマイボールにした瞬間、「ゴール前で相手はボールウォッチャーになるので、ポジションを取り直せば、いいボールが必ず来ると思った」と、ボールに気を取られるタジキスタン守備陣の死角に入り込み、MF堂安律のクロスに反応して、今度は文句無しにヘッドをゴールに突き刺した。
冷静に動き直してのゴールは、彼のゴールハンターとしての本能を示す一撃だった。初戦のイエメン戦ではチームのオープニングゴールを決め、勝利に貢献をしたが、その後のイラン戦、カタール戦とノーゴールに終わった。特にカタール戦は再三の決定機をモノに出来なかった。
「性格的にあまりプレッシャーとか感じるタイプじゃないので、別に点を取れなかったからと言って、あまり気にしないようにしています。気持ちの余裕が出て来たことは大きいです」
1 2
関連記事-こちらもどうぞ
-
【U-19日本代表】勝って大会を締め括れ。MFアラナゼを軸とする難敵・サウジとの決勝へ。 -
【ユースプレーヤー成長期】サッカー少年に”憧れ”を与える使命。桐光学園3年・鳥海芳樹が歩んだ過去 -
【高校サッカー選手権:静岡】旧友とのPK対決を制した藤枝明誠のGK・秋山匠也。7年ぶり2度目の全国に導くセーブ -
【U-19日本代表】現高校年代最高ストライカー・岩崎悠人はゴールで世界への切符をつかめるか。 -
目標はイニエスタ。平川怜が掲げる理想のボランチ像。U-16代表、W杯出場権獲得へ高まる一体感 -
【TEAM FOCUS】神奈川で相洋は旋風を巻き起こせるか。エース・菅井涼介の2得点で県インハイ王者・創英を破る! -
[高校サッカー 心を揺さぶる物語]フリーキックに魅せられて <前篇> -
磐田加入の昌平・MF針谷岳晃「J1出場は先を越す」、広島加入の松本泰志に対抗心