【TEAM FOCUS】神奈川で相洋は旋風を巻き起こせるか。エース・菅井涼介の2得点で県インハイ王者・創英を破る!
インハイ王者・創英に対して綿密な対策をもって臨んだ相洋。結果は3-2で相洋がベスト8進出を決めた。
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■相洋のエース・菅井涼介の決勝点
先制ゴールと決勝ゴールを決めた菅井涼介
「春先であれば、このまま逆転、崩れる弱さがあった。ただここ最近は県トップリーグでも先制から追いつかれても引き分けにできている。耐えられるメンタリティーがついてきていたところ、これがもうひとつ伸びれば、追いつかれた後、またつき放すことができるよと話していたんです。今日はその通りになってくれて、本当にタフになってきた」
この試合を決めたのは先制ゴールの菅井だった。8番・関野元気からのパスを菅井が受けるとドリブルでゴールエリアに侵入。「自分は左利き、GKに左のコースを切られていたので抜くしかないなと思った」という自慢のドリブルで抜き去り勝ち越しゴールを獲得する。終盤、創英からの再三のパワープレーを耐え抜き、3-2で相洋がベスト8を決めた。
これまで突出した個を持つ選手がありながら勝利に近づけなかった訳を綱島監督はこう口にした。「能力は高い。ただ良く言えば個性が強い。悪く言えば、まとまりなく、うまくいかなくなるとバラバラになる。しかし3年生は最後の大会にかける思いで我慢ができるようになった。チームとして戦えるようになったのは3年生のおかげだと思います」。統率するキャプテン・渋谷も「できたてのころはバラバラでわがままばかり、それをまとめるのは大変ですね」と苦笑いする。それでも「応援の選手たちも含めて、仲はいいですね。しかしこれまではピッチで応えられなかった。ここまでやっときた」