もちろん、この試合は決して『捨てゲーム』ではない。初のアジア制覇に向けての重要な準決勝である。

「当然ベトナム戦を勝利することが前提条件。ベトナムは個々のテクニックがあって、人数を掛けて、逆サイドと言う展開をしてくるので、今まで通りコンパクトにしてプレスを掛けて行って、攻守ともにアグレッシブに、比較的フレッシュな選手が多いと思うので、攻撃的なサッカーをしたい」（内山監督）

　緊張感あるタフなゲームを４試合戦った選手もおり、疲労などコンディション面で不安が有るのも否めない。

　ベトナムはどちらかというと日本のようにパスで組み立てようとするチームのため、より激しいプレスとインターセプトからのショートカウンターの精度が大きな鍵を握る。フレッシュかつ、これまで思うように試合に出られなかった分、意欲が高まっている選手をここで起用することはメリットもある。