【U-19日本代表】点取り屋の存在を証明した2ゴール、焦りから解き放たれた”柏育ちの怪物”・中村駿太

ゴールという結果が出ないことを柏が生んだ点取り屋は焦っていた。準決勝ベトナム戦で2得点、非凡なゴールセンスを証明してみせた

安藤隆人| Photo by 佐藤博之 Hiroyuki Sato

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「余裕が無く、焦りと力みが生まれた」

U19

ここまでノーゴール。焦りがあったという中村
Photo by 佐藤博之 Hiroyuki Sato

「ちょっと点が取りたいと思いすぎていて、試合中は『すぐゴールかな』と思って打ったつもりが、結構力んでしまっていて、上手くボールをミート出来なかった。ビデオでそのシーンを見返したら、(堂安)律くんの折り返しを受けた時、もっと落ち着いて縦に仕掛けてからのシュートや、カットインしてシュートをしていれば……。余裕が無くて、焦りと力みが生まれてしまった」

 悔やまれるシーン。次にチャンスが来たら、もう同じことは繰り返さない。

 ベトナム戦は強い決意を持って臨んだ試合であった。そして、その決意を見事に結果で示した。

 試合後、「点が取れてほっとしています」と、安堵の表情を浮かべた彼は、この試合で大きな手応えを掴むことが出来た。

「やっとみんなのプレーが分かって来ました。周りの先輩達は本当に良くしてくれるし、それに甘えないように、自分のプレーをしっかりと出す。今日はそれが結果に繋がったと思います」

 次はチームを優勝に導くゴールを。中村駿太は晴れやかな気持ちで決勝の舞台に臨む。

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