【高校サッカー選手権:北海道】旭川実業が4年ぶり5回目の選手権出場が決定。チーム初の連覇から再び全国へ

30日(日)、第95回高校サッカー選手権北海道大会が行われ、旭川実業が4年ぶり5回目の全国出場を決めた

清水敏| Photo by 清水敏 Satoshi shimizu

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4年ぶり5回目の全国出場を決めた旭川実業 Photo by 清水敏 Satoshi shimizu

 30日(日)、最高気温5度。時折、小雪も舞う中で決勝が行われた。先取点を取ったのは旭川実業。前半5分、中盤での奪い合いでボールを拾ったMF松井熙(3年)が前方にパス。走り込んだFW圓道将良(2年)が相手GKの頭の上を越す鮮やかなループシュートを決めた。

 さらに前半21分、DF君ケ袋海成(3年)が自陣からロングパスにFW圓道が抜け出し今度はGKの股を抜く華麗なシュートでネットを揺らした。前半27分にはFW谷口海斗(3年)も得点を決め前半だけで一気に3得点を奪った。

 J2セレッソ大阪入りが決まっているMF大山武蔵(3年)が率いる相手に、富居徹雄監督は「3得点しても一気に入れられるかもしれない。気を締めてゲームを終わりたかった。素直に嬉しい」と胸をなで下ろした。

 旭川実業は11、12年に今大会でチーム初の連覇を達成。12年はプレミアリーグEASTに北海道の高校として初参入し全国の強豪チームを肌で感じた。それからは全国トップレベルでの戦いを強く意識。従来の練習の質・量や守備重視のスタイルを変えた。

「バランスを崩してでも一度チームを壊そう」と富居監督。スペインでの指導経験があるコーチを招くなど試行錯誤を繰り返した。優勝できない期間が続いたが昨年のインターハイでは16強入り、今回は4年ぶりに頂点に立った。

 選手権の過去最高成績は16強。MF伊藤和稀(3年)は「全国で結果出せるよう練習してきた。あと2か月、しっかり準備したい」と意気込んだ。

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