【TEAM FOCUS】”らしさ”はこれから。夏の全国ファイナリスト・流経柏が終盤に怒涛の3得点で準々決勝進出
10月30日(日)、第95回全国高等学校サッカー選手権大会千葉県2次予選二回戦で流通経済大柏高と専修大松戸高が対戦した
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■持ち味の積極的な前線からのプレスのない立ち上がり
流通経済大柏高と専修大松戸高の前半は0-0で互いに得点を決め切れない展開
10月30日(日)、第95回全国高等学校サッカー選手権大会千葉県2次予選二回戦で流通経済大柏高(以下、流経柏)と専修大松戸高(以下、専松)が対戦した。
「左サイドがガンガンやられていたから。苦しんだね」と流経柏の本田裕一郎監督は試合を振り返る。トーナメント初戦の流経柏に対して、ここまで勝ち上がってきた専松。前半の主導権を握ったのは専松だった。
7番・武智祥太、10番・家鋪謙介、24番・菊地紘平と、左サイドを中心とした攻撃陣は個人技やワン・ツーといったアイデアとともに、近い距離でパスを交換してポゼッションしながら試合序盤を進めていた。
流経柏もゴール前で失点することはなかったものの、同校のコーチである榎本雅大氏は前半について「予想以上に相手ができた。構えちゃっていましたね。自分たちのスタイルでずっとやり続ければよかったものの、相手をみてしまった。いつものうちらしくなかった」と言うように積極的な前線からのプレスではなく、どこか相手の攻撃を受ける守備となった。それでも10番・本田憲弥を中心として、サイドから中央の20番・FW後藤大輝を狙うなど、攻撃のチャンスをつくったが、それも専松守備陣の集中力もありスコアは動かずに前半は0-0で折り返す。